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33歳の男性。近医から急性白血病を疑われて受診し、即日入院。写真(6)に骨髄塗抹標本を示す。ペルオキシダーゼ染色は陰性、染色体検査でt(9;22)が認められた。化学療法後の第一寛解期に兄からの骨髄移植を行ったところ、移植後5日目に発熱
(38 ℃)、体重増加(移植前 60 kg → 68 kg)、肝腫大(2横指、圧痛あり)、腹水、黄疸を認めた。赤血球220 万、Hb 7 g/dl、網赤血球
0.5 %、白血球 1000(好中球 10 %、単球 2 %、リンパ球 88 %)、血小板 2万(前日に赤血球輸血、血小板輸血を施行している)、GOT 50
IU/l、GPT 60 IU/l、総ビリルビン 2 mg/dl(直接型1.5 mg/dl)、ALP 500 IU/l (基準110-348)、LDH 300
IU/l(基準119-221)、BUN 20 mg/dl、Cr 0.9 mg/dl、CRP 6.0 mg/dl。考えられる病態はどれか。
写真(6)
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| a | 生着不全 |
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急性GVHD | | c | 慢性GVHD |
| d | 肝静脈閉塞症(VOD) |
| e | 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP) |
キーワード:肝静脈閉塞症(VOD)、体重増加、肝腫、腹水、黄疸 領域:臨床実地 Taxonomy:問題解釈型 難易度:中等 必要度:重要 |
解説:原疾患はPh陽性急性白血病または慢性骨髄性白血病急性転化であり、同種移植後5日目に体重増加、肝腫大、腹水、黄疸が認められたことからVODが考えられる。
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40歳女性。急性骨髄性白血病(MO)に対し化学療法施行後、第一寛解期に妹からの骨髄移植を行って生着したため、シクロスポリンを漸減中であったが、移植後50日目になって38
℃の発熱、全身性の皮疹(小丘疹および紅斑)、下痢(1日約 2 L)、黄疸、肝腫大(1横指)を認めた。ヘモグロビン 9 g/dl、白血球数 3000(好中球
50 %、単球 10 %、好酸球 3 %、リンパ球 37 %)、血小板 10 万、GOT 50 IU/l、GPT 60 IU/l、総ビリルビン 5 mg/dl、ALP
500 IU/l (基準110-348)、LDH 400 IU/l(基準119-221)、BUN 15 mg/dl、Cr 0.8 mg/dl、CRP 8.0
mg/dl。 皮膚生検を行ったところ、上皮細胞のアポトーシスとその周囲にリンパ球を中心とする細胞浸潤が認められた。適切な処置はどれか。2つ選べ。 |  |
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| a | ステロイド投与 |
| b | シクロスポリン減量 |
| c | シクロスポリン増量 |
| d | ヘパリンまたは組織プラスミンアクチベーターの投与 |
| e | 血漿交換 |
キーワード:骨髄移植、急性GVHD、シクロスポリン、ステロイド 領域:臨床実地 Taxonomy:問題解決型 難易度:中等 必要度:重要 |
解説:同種移植後50日に皮疹、下痢、黄疸を認め、皮膚生検の病理所見から、急性GVHD(グレードIII以上)と診断される。ヘパリン、組織プラスミンアクチベーターの投与はVODに対し行われることがある。
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