JUNTENDO UNIVERSITY
血液内科の紹介患者さまへ代表的な血液疾患の解説患者さまの為の解説研修医オリエンテーション順天堂大学の学生諸君へ入局案内
 
平成16年度卒業試験 本試験問題 血液内科PAGE 1 2 3 4 5  6 7 8 [9]

121. 18歳・女性 図(別紙 No.18)は右乳房のしこりの組織像。正しいのはどれか。

図(別紙 No.18)

解答形式:正答 →
a線維腺腫
b乳管内乳頭腫
c乳腺炎
d乳腺症
e乳管癌


解説;上皮部分と間質部分が増えている。
 

122. 図(別紙 No.19)は55歳・女性の頸部リンパ節である。正しいのはどれか。

図(別紙 No.19)

解答形式:正答 →
a結核性リンパ節炎
bサルコイドーシス
c癌の転移
d壊死性リンパ節炎
e非特異的リンパ節炎


壊死(乾酪性)とラ氏型巨細胞、類上皮細胞が特徴的。
 

123. 52歳・男性 主訴:咳、痰(血液を混じる)。胸部レ線で異常陰影を認める。図(別紙No.20)はその細胞診パパニコロウ染色標本である。次のうち正しいのはどれか。

図(別紙No.20)

解答形式:正答 →
a肺結核
b腺癌
c扁平上皮癌
d小細胞癌
e気管支拡張症


背景の好中球に比して大きな細胞からなる集団で、腺腔形成が認められる。
個々の細胞は核が偏在し、核質が明るく核小体が顕著である。以上はいずれも
腺癌細胞の特徴である。
 

124. 69歳・男性 無症候性肉眼的血尿を主訴に来院。図(別紙 No.21)は経尿道的に摘出した腫瘍の組織像である。診断名はなにか。

図(別紙 No.21)

解答形式:正答 →
a扁平上皮癌
b肺腺癌
c腎細胞癌
d大腸腺癌
e尿路上皮癌


尿路系の腫瘍は尿路上皮に類似した腫瘍、すなわち尿路上皮癌(従来の移行
上皮癌)が一般的である。本例のようにしばしば乳頭状に増殖する。
 

125. 48歳・女性 不正性器出血を主訴に来院。診断目的で子宮内膜掻爬術を行った。図(別紙 No.22)の組織診断名はなにか。

図(別紙 No.22)

解答形式:正答 →
a類内膜腺癌
b単純型内膜増殖症
c淡明細胞癌
d分泌期内膜
eArias-Stella現象


腺管が管状で、一部嚢胞状に拡張している。癌ほど腺管が複雑ではなく、異
型もない。分泌期、Arias-Stella現象時には腺管は分岐・迂曲している。
 

126. 1歳・男児 尾仙骨部に大きな腫瘍があり、図(別紙 No.23,24)は摘出した腫瘍(割面)と組織像である。診断は何か。

図(別紙 No.23)(別紙 No24)

解答形式:正答 →
a成熟奇形腫
b未熟奇形腫
c胎児性癌
d絨毛上皮腫
e胚細胞腫


肉眼的に充実部と嚢胞部からなり、組織像で未熟な細胞がみられ、神経管様
構造を形成している。
 

127. 65歳・男性 徐々に増大する腹部腫瘤を主訴に来院。腹部超音波検査で肝腫大と多発する肝内腫瘤を認めた。その後肝不全で死亡した。図(別紙 No.25)は剖検した腫瘍の組織像である。診断名は何か。

図(別紙 No.25)

解答形式:正答 →
a肝細胞癌
b胆管細胞癌
c腎細胞癌の転移
d腺癌の転移
e血管肉腫


解説;肝細胞索に類似した索状構造がみられる。
 

128. 44歳・男性 上腹部不快感を主訴に胃生検を行った。図(別紙 No.26)は胃粘膜のHE染色である。腺管内にみられる微生物は何か。

図(別紙 No.26)

解答形式:正答 →
a結核菌
bヘリコバクター・ピロリ菌
cキャンピロバクター属のグラム陽性桿菌
d大腸菌
eブドウ球菌


解説;桿菌に注目。
 

129. 56歳・男性 半年前より右下肢の運動障害を自覚するようになった。頭部CTで左頭頂葉に低吸収域がみられた。摘出した脳腫瘍の組織像(別紙 No.27)は何か。

(別紙 No.27)

解答形式:正答 →
aオリゴデンドログリオーマ
b脳室上皮腫
c膠芽細胞腫
d星状膠細胞腫
e髄芽腫


解説;腫瘍に多形性がある。
 

130. 50歳・女性 頚部、鎖骨窩などにリンパ節の腫脹が出現した。図(別紙 No.28)は摘出したリンパ節の組織像である。診断は何か。

図(別紙 No.28)

解答形式:正答 →
a未分化癌の転移
b結核性リンパ節炎
cHodgkin病
d慢性リンパ性白血病
eCastleman病


解説;腫瘍細胞に多形性があり、核小体の顕著な腫瘍細胞(Reed-Sternberg細胞)がみられる。
 

131. 80歳・男性 陰部にステロイド軟膏に難治の湿疹が出現した。図(別紙 No.29)は陰嚢の生検標本である。診断は何か。

図(別紙 No.29)

解答形式:正答 →
a悪性黒色腫
bページェット病(乳房外)
c尋常性乾癬
d扁平苔癬
e扁平上皮癌


解説;表皮内の明るい細胞が特徴的。細胞間橋(-)5歳・男児 肝脾腫があり、骨髄の生検が行われた(別紙 No.30)。

(別紙 No.30)
 

132. 診断は何か。

解答形式:正答 →
a黄色腫
bサルコイドーシス
c印環細胞癌転移
dGaucher病
eHistiocytosis X


解説;脂質を含んだ明るい大型の細胞が特徴的。
 

133. 20歳・女性。子宮内用除去術を受けた。子宮内容の肉眼像(別紙 No.31)として正しいのはどれか。

(別紙 No.31)

解答形式:正答 →
a胞状奇胎
b正常内膜
c胎児
d筋腫
eポリープ


解説;胞状奇胎はトロホブラストの増殖を伴い、肉眼的に明瞭な水腫状腫大を示す絨毛で特徴づけられた異常な胎盤病変を意味する。

 

134. 63歳、女性。肉眼的血尿を主訴に来院。腹部超音波検査で腎腫瘤を指摘された。図(別紙 No.32)は摘出された腫瘍の組織像である。診断名はなにか。

図(別紙 No.32)

解答形式:正答 →
a血管筋脂肪腫
b転移性腎癌(肺腺癌)
c腎細胞癌
dWilms腫瘍
e腎盂移行上皮癌


解説;腎細胞癌は肉眼的血尿で発見されることが多い。腎細胞癌のなかで淡明細胞癌が最も頻度が高い。細胞質に多量のグリコーゲンを有し、淡明なのが特徴である。
 

135. 82歳・男性 主訴:息切れ、微熱平成6年10月より主訴出現し徐々に増悪。腫瘍マーカーでCEA53.4軽度上昇。その後左肩痛出現。胸部X〜Pで左肺尖部に異常陰影出現し、喀痰細胞診でClassVb。GAシンチでも左尖部に異常集積を認めた。その後誤嚥性肺炎を併発して死亡。剖検すると左肺尖部より鎖骨下に拡がる径5cmの腫瘍が認められた。肺尖部の腫瘍が鎖骨下に連続的に拡がるものを何というか。

解答形式:正答 →
aHorner腫瘍
bParkhill腫瘍
cPancoast腫瘍
dPaterson腫瘍
ePavlov腫瘍


解説;特になし。
 

page top 
6年生
卒業試験 > 平成11年度
卒業試験 > 平成12年度
卒業試験 > 平成13年度
卒業試験 > 平成14年度
卒業試験 > 平成15年度
卒業試験 > 平成16年度 
卒業試験 > 平成17年度 
血液内科プレレジデントコース案内
M6 必修コース
5年生
BSL案内
BSL プレテスト、ポストテスト(正答)
BSLでの学習フローチャート
4年生
血液学各論 (臨床医学VI)講義内容
MAからM5に上がる時のバリア試験
| ホーム | 血液内科の紹介 | 患者さまへ | 代表的な血液疾患の解説 | 患者さまのための解説 | 研修医オリエンテーション | 順天堂大学の学生諸君へ | 入局案内 |