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血液内科の紹介患者さまへ代表的な血液疾患の解説患者さまの為の解説研修医オリエンテーション順天堂大学の学生諸君へ入局案内
 
平成14年度卒業試験 本試験問題 血液内科PAGE 1 2 3 [4] 5  6 7 8 9
46.  46歳の男性。鼻出血を主訴に来院した。赤血球 369万、Hb 10.9 g/dl、Hct 34.0%、白血球 1,580、血小板 13.7万、網赤血球 0.7%。骨髄検査を行ったところ、(別紙 No.7)に示すような細胞が多数認められた。この疾患について適切なものを2つ選べ。

(別紙 No.7)

解答形式:正答 →
a急性骨髄球性白血病の中で予後が悪い。
bt(15;17)の染色体異常をもつ。
c血清リゾチームが高値である。
d高頻度にDICを合併する。
e染色体転座によりBCR-ABL融合遺伝子が形成されている。
 
解説:写真には急性前骨髄球性白血病(APL)に特徴的なアズール顆粒に富む細胞が認められる。APLは高頻度にDICを合併するが、all- trans retinoic acid (ATRA)による分化誘導療法により治癒が期待できる比較的予後良好な急性骨髄性白血病である。本症に特徴的な染色体異常はt(15;17)転座であり、これにより遺伝子レベルではPML-RARA(retinoic acid receptor α)融合遺伝子が形成されている。血清リゾチームが高値となるのは、単球性白血病である。
 

47.  57歳の男性。動悸、息切れに加えて、最近になり四肢に出血斑が出現したため受診した。Hb 7.4 g/dl、白血球 21,700、血小板 6.7万。骨髄塗抹標本を(別紙 No.8) に示す。染色体検査でt(8;21)転座が認められた。この疾患に関して適切なものを2つ選べ。

(別紙 No.8)

解答形式:正答 →
a白血病の中では予後良好である。
bAra-C(シタラビン)を含む治療を行う。
c転座によりレチノイン酸受容体遺伝子に変化が起こる。
dfaggot細胞が出現する。
e非特異的エステラーゼ染色が陽性である。


解説:核小体の明瞭な芽球には、アズール顆粒を持つものもあり分化傾向がある。t(8;21)型の染色体転座が認められたことから、AML(M2)と診断が確定する。M2は血病の中では比較的予後良好であり、Ara-C(シタラビン)を含む治療が有効である。faggot細胞が出現したり、転座によりレチノイン酸受容体α遺伝子に変化が起こるのはM3(APL)である。非特異的エステラーゼ染色が陽性で
あるのはM4、M5などの単球系の白血病である。
 
48.  35歳の女性。大腿および膝関節の痛みを訴えて来院し、血液検査を行ったところHb 12.3 g/dl、白血球 67,900、血小板 4.2万であった。両側頚部に小指頭大のリンパ節を4−5個ずつ触知する。末梢血の塗抹標本を示す(別紙No.9)。ペルオキシダーゼ染色は陰性で、フローサイトメーターでCD13、CD33も陰性であった。この疾患の予後、治療について適切なものを2つ選べ。

(別紙No.9)
解答形式:正答 →
aプレドニゾロンは有効性に乏しい。
bt(9;22)転座をもつものは予後不良である。
c血清M蛋白が認められることが多い。
dしばしば中枢神経浸潤が認められる。
eしばしば自己免疫性溶血性貧血を合併する。


解説:骨および関節痛、リンパ節腫脹およびペルオキシダーゼ陰性の芽球の著明な増多から、急性リンパ性白血病(ALL)と考えられる。本症に対してプレドニゾロンは有効な治療剤の1つである。t(9;22)転座をもつPh陽性ALLは絶対的に予後不良である。血清M蛋白が認められるのは多発性骨髄腫、マクログロブリン血症であり、自己免疫性溶血性貧血を合併するのは慢性リンパ性白血病である。
 

49.  68歳の男性。1年前から食後に腹部膨満感があったが、最近の健康診断で、Hb 17 g/dl、白血球 38,200、血小板 74.4万を指摘されて来院した。診断お
よび治療方針の決定に最も重要な検査を選べ。

解答形式:正答 →
a腹部エコー検査
b骨髄検査(塗抹標本の観察)
c骨髄細胞の染色体分析
dビタミンB12値
e細胞表面マーカー検索


解説;骨髄は過形成で3系統の血球細胞が増加していること、1年前からの腹部膨満感から慢性に脾腫のあることが考えられ、骨髄増殖性疾患が疑われる。骨髄増殖性疾患の鑑別、方針の決定に関しては慢性骨髄性白血病(CML)とその他の疾患を区別することが極めて重要である。その理由は、CMLのみが自然経過をたどると急性転化を起こすこと、CMLにはイマチニブ、インターフェロンなどの特異的な治療法が存在することによる。鑑別に有用な検査として、好中球アルカリホスファターゼ(NAP)スコアが他の骨髄増殖性疾患と異なり慢性骨髄性白血病では低値となるので有用である。ただし決定的な鑑別は染色体検査によるPh染色体の有無、分子レベルでBCR-ABL融合遺伝子が形成されているかどうかを調べるRT-PCR法で行われる。腹部エコー検査での脾腫、ビタミンB12高値はいずれの疾患においても認められ、骨髄検査、細胞表面マーカーからは非特異的な所見しか得られない。

 
50.  50歳男性。健康診断で赤血球数の増加を指摘され来院。身体所見では、高血圧(160/100)以外に異常なし。Hb 18/dL、白血球 7000、血小板 30万、動脈血酸素飽和度 98 %、血清エリスロポエチン値正常。疑われる疾患はどれか。
解答形式:A正答 →
a慢性骨髄性白血病
b骨髄異形成症候群
c真性赤血球増加症
d二次性赤血球増加症
eGaisbock症候群(相対的赤血球増加症)


解説;Hbは増加しているが、白血球数、血小板数は正常であり、脾腫もなく、動脈血酸素飽和度と血清エリスロポエチン値が正常であることから、相対的赤血球増加症が考えられる。
 
51.  70歳男性。発熱、高血圧症のために20年前から降圧剤を内服しているが、1週間前から上下肢に紫斑が出現し、増悪したために来院。両側上下肢を中心として広範に紫斑を認める。Hb 13 g/dL、白血球 7000、血小板 30 万、出血時間 5分(基準 1-5)、プロトロンビン時間(PT)11秒(基準 9-13)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT) 40 秒(基準 25-45)。次に検査すべきものはどれか。2つ選べ。
解答形式:正答 →
a血小板凝集能
bプロトロンビン活性
cフィブリノゲン値
dXIII 因子活性
eα2-プラスミン活性

解説:出血傾向があるが、血小板数、出血時間、PT、APTTともに正常である
場合には、dとeを測定してみる。

 
52.  22歳男性。生来健康。右下腹部痛のため来院した。頻脈、貧血を認め、右下腹部に3cm大の腫瘤を触知した。表在リンパ節の腫大を認めなかったが、肝臓、脾臓を1横指触知した。白血球数 7200(芽球3%、好中球70%、単球7%、リンパ球20%)、ヘモグロビン 10.1 g/dl、血小板 5.7 万、LDH 1380 IU/l (基準 119〜221)、GOT (AST) 110 IU/l (基準値40以下)、GPT (ALT) 223 IU/l (基準 35以下)、CRP 1.0 mg/dl。Gaシンチグラフィーでは右下腹部、脾臓と骨髄に有意な集積像を認めた。下部消化管内視鏡では回盲部に粘膜下腫瘤を認め、内視鏡下生検を施行。組織所見を別に示す(別紙 No.10)。組織免疫染色ではCD10、CD20、κが陽性であった。骨髄検査では(別紙 No.11)に示された形態の芽球を18%認め、染色体分析ではt(8; 14)(q24; q32)を認めた。本症例で正しいものはどれか。2つ選べ。

(別紙 No.10)(別紙 No.11)

解答形式:正答 →
a発症にEpstein-Barrウイルスが関与している可能性が高い。
b急性リンパ性白血病として発症することもある。
c組織型はMALTリンパ腫である
d感染症や血栓症を合併することがある。
e治療の第一選択は同種造血幹細胞移植である。


解説:Burkittリンパ腫は、急性リンパ性白血病のFAB分類L3型で発症するこ
ともある成熟B細胞性腫瘍である。アフリカ赤道地域のendemicタイプや免疫抑
制状態で発症するタイプではEpstein-Barrウイルスの関与が高頻度に認められ
るが、それ以外はまれである。化学療法単独で治癒が期待できる疾患であり、
寛解期での同種造血幹細胞移植の有用性は確立していない。
 
53
66歳女性。ここ3ヵ月間、発熱、体重減少、進行性の痴呆があり、家族に付
き添われて来院。体温39 ℃。眼瞼結膜に貧血を認めた。表在リンパ節は触知
しなかったが、肝臓、脾臓を1横指触知した。白血球 1200(好中球40%、単球2
8%、リンパ球32%)、ヘモグロビン 9.7 g/dl、血小板数5.6万、FDP 23 mg/ml
(基準 10未満)、LDH 520 IU/l (基準 119〜221)、GOT (AST) 102 IU/l (基準
40以下)、GPT (ALT) 220 IU/l (基準 35以下)、CRP 1.8 mg/dl、可溶性IL-2レ
セプター 5800 U/ml (基準 220-530)。頭部MRIで皮質下に数個の梗塞巣を認め
た。脳生検では、小血管腔内に多数のB細胞の集簇が認められた。骨髄塗沫標
本を別に示す(別紙 No.12)。本症例の病態について、正しいのはどれか。

(別紙 No.12)

解答形式:正答 →
a極度の低形成骨髄である。
b血球貪食像を認める。
c骨髄中に多数の悪性細胞を認める。
d原因はウイルス感染による。
e診断は真の悪性組織球症である。


解説:骨髄での血球貪食像が認識できるかどうかが問われる問題。基礎疾患
はintravascular lymphomatosis (IVL) という血管内のみに病変を持つB細胞
性腫瘍で、まれな疾患であるが、生前診断されずに死亡するケースが多く予後
不良である。本邦で報告されている症例の多くは血球貪食症候群を合併する。
 
54.  69歳男性。姉が3年前に急性白血病で亡くなっている。口渇、意識障害のた
め来院した。バイタルサインに異常なし。体幹、背部、四肢近位側に紅斑と腫
瘤を多数認め、両側腋窩、両側鼠径部にリンパ節を触知した。白血球 9600(
好中球30%、単球10%、リンパ球60%)、末梢血中に核の切れ込んだ異型リンパ
球を認める。ヘモグロビン濃度 12.7 g/dl、血小板数22.6万、Alb 4.2 mg/dl、
LDH 620 IU/l (基準 119-221)、Ca 13.8 mg/dl (基準 8.2〜10.0)、CRP 1.3
mg/dl、可溶性IL-2レセプター 2620 U/ml (基準 220-530)。
本症例で誤りはどれか。
解答形式:正答 →
a母乳よるウイルス感染が発症原因と考えられる。
b血清PTHrPは高値である。
c骨髄中に多数の異形リンパ球の出現が予想される。
d生理食塩水の静脈内投与が必要である。
eビスホスホネート及びカルシトニン製剤の投与が必要である。


解説:母乳からのHTLV-1感染症により発症した成人T細胞白血病/リンパ腫
(ATLL)の患者。腫瘍随伴症候群で高Ca血症を合併している。ATL細胞の増殖の
主座は骨髄ではなく、骨髄中に多数のATL細胞を認めることは少ない。全身状
態とATLLの病勢をみながら、治療方針を決定する。ATLLの腫瘍細胞ではPTHrP
が発現し高Ca血症をきたす (humoral hypercalcemia of malignancy)。高Ca血
症ではまず生理食塩水で補液を行い、尿量確保とCa排泄を促す。さらに、ビス
ホスホネート及びカルシトニン製剤による血清Ca値のコントロールを行う。
 
55. 24歳女性。生来健康。乾性咳嗽、動悸、胸部圧迫感を主訴に来院。PSは0。頻脈の他はバイタルサインに異常を認めなかった。右鎖骨上窩に2 cm大の弾性硬のリンパ節を触知した。白血球 10800(好中球60%、好酸球12%、単球8%、リンパ球20%)、ヘモグロビン濃度 13.1 g/dl、血小板 45.7 万、LDH 225 IU/l
(基準値119〜221)、GOT (AST) 10 IU/l (基準値40以下)、GPT (ALT) 23 IU/l
(基準値35以下)、CRP 1.2 mg/dl。胸部X線写真では縦隔から右肺を圧排する
ように10 cm 大の腫瘤影を認めた。Gaシンチグラフィーでは同部位と右鎖骨下、 右鎖骨上窩に有意な集積像を確認した。右鎖骨上窩リンパ節生検の組織所見を
別に示す(別紙 No.13,14)。No.14 に示された巨細胞の特殊染色では、CD15、 CD20、CD30が陽性で、CD3、CD10、LMP1は陰性だった。
本症例について、正しいのはどれか。

(別紙 No.13)(別紙 No.14)

解答形式:正答 →
a診断は未分化大細胞型リンパ腫である。
b 診断は濾胞性リンパ腫である。
c臨床病期はIV期である。
d治療の第一選択は放射線療法である。
e治療の第一選択は化学療法である。
 
解説:組織診断は結節硬化型Hodgkinリンパ腫である。臨床病期は横隔膜上部に限局する3つのリンパ節領域で、II期となる。結節硬化型Hodgkinリンパ腫は縦隔に巨大病変を持つことが多く、放射線治療が必要になる可能性が高いが、本症例ではnitrogen mustardを含まないABVD療法が治療の第一選択となる。
 
56.  22歳男性。生来健康であったが、入社健診で血小板数の増加を指摘され来院。Hb 15 g/dL、白血球 10000(分画異常なし)、血小板 80 万、骨髄は過形成で巨核球の増加が目立ち、染色体検査では46,XYであった。適切な治療法はどれか。2つ選べ。
解答形式:正答 →
a経過観察
bアスピリンの投与
cα -インターフェロンの投与
dヒドロキシウレアの投与
eチロシンキナーゼインヒビター(イマチニブ)の投与
 
解説;血小板数が増加しているが、若年者で血栓症の既往なく、心血管病変のリスクファクターがない場合には、無治療で経過観察あるいはアスピリンを投与する。
 
57.  35 才女性。過多月経のために産婦人科を受診したところ、貧血、血小板減少を指摘され、血液内科を受診した。身体所見では貧血および四肢に紫斑を認めた。赤血球 370万、Hb 7 g/dl、Ht 23 %、網赤血球 1 %、白血球 8000(分画異常なし)、血小板 1 万、プロトロンビン時間(PT)12秒(基準 9-13)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT) 40 秒(基準 25-45)、フィブリノゲン 300 mg/dL(基準 150-400)、FDP 10 μg/mL以下(基準 10 以下)、総ビリルビン 1.0 mg/dl(直接型 0.2)、AST(GOT) 35 IU/l(基準 5-37)、ALT(GPT) 40 IU/l(基準6-43)、LDH 150 IU/l(基準 119-221)、尿素窒素 30mg/dl、クレアチニン 1.0 mg/dl。尿潜血反応(2+)。疑われる疾患はどれか。2つ選べ。
解答形式:正答 →
a再生不良性貧血
b鉄欠乏性貧血
c自己免疫性溶血性貧血
d特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
e血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)


解説;若い女性が小球性低色素性貧血と血小板減少を合併しており、溶血の所見がないことから、bとdの合併が考えられる。
 
58. 16 才男性。 バイクで走行中に交通事故に会い、右手に挫傷を負ったため近くの救急病院で縫合手術を受けたが、出血が続くため来院。小児期から外傷、抜歯後の止血が困難であったという。Hb 11 g/dL、白血球 12000、血小板 30 万、プロトロンビン時間(PT)12秒(基準 9-13)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT) 40 秒(基準 25-45)、フィブリノゲン 300 mg/dL(基準150-400)、出血時間10分(基準 1-5)。考えられる疾患はどれか。2つ選べ。
解答形式:正答 →
a骨髄異形性症候群
b血友病
cvon Willebrand 病
d血小板無力症
eStorage pool病


解説;小児期から出血傾向があり、凝固系、血小板数は正常であるが、出血時間が延長していることから、先天性血小板機能異常症が疑われる。

 
59.  25歳男性。急性虫垂炎のために外科を受診したところ、凝固系検査で異常が認められたため血液内科を受診。Hb 14 g/dL、白血球 12000、血小板 35 万、プロトロンビン時間(PT)12秒(基準 9-13)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT) 70 秒(基準 25-45)、フィブリノゲン 300 mg/dL(基準150-400)、FDP 10 μg/mL 以下(基準 10 以下)、出血時間4分(基準 1-5)。混合補正試験(正常血漿と緩衝液または患者血漿を1:1に混合し、37 °C で2時間インキュベーション後、PT およびAPTTを測定)を行ったところ、以下の結果を得た。
               PT(秒)   APTT(秒)
A. 正常血漿        11      35
B. 患者血漿        12      70
C. 正常血漿+緩衝液   15      60
D. 正常血漿+患者血漿 11      50
考えられる疾患はどれか。2つ選べ。
解答形式:正答 →
aフィブリノゲン、プロトロンビン、V、またはX因子活性の低下
bVII因子活性の低下
cXI、IX、または VIII 因子活性の低下
d凝固因子の産生低下
e凝固因子に対する抗体(循環抗凝血素、インヒビター)


解説:PT正常、APTT延長から内因系凝固因子活性の低下が考えられるが、混合補正試験のAPTTをみるとCよりもDが短縮していることから、凝固因子の産生低下が考えられる。
 

60.  40歳女性。発熱、意識障害のため救急外来を受診した。意識レベル:JCS 30、体温 38,5 ℃、両側下肢に点状出血を多数認める。赤血球 290万、Hb 9 g/dL、Ht 28 %、網赤血球 10 %、白血球 8000、血小板 1 万、プロトロンビン時間(PT)11秒(基準 9-13)、活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT) 40 秒(基準 25-45)、フィブリノゲン 350 mg/dL(基準 150-400)、FDP 10 μ g/mL以下(基準 10 以下)、総ビリルビン 1.6 mg/dl(直接型 0.2)、AST(GOT)35 IU/l(基準 5-37)、ALT(GPT) 40 IU/l(基準6-43)、LDH 600 IU/l(基準 119-221)、尿素窒素 40 mg/dl、クレアチニン 1.3 mg/dl。尿潜血反応(2+)。直接および間接Coombs 試験陰性。この症例で予想される所見はどれか。2つ選べ。

解答形式:正答 →
a奇形赤血球の出現
b骨髄巨核球の減少
c抗カルジオリピン抗体陽性
dGPIIb-IIIaに対する抗体陽性
evon Willebrand因子切断酵素(メタロプロテアーゼ)に対する抗体陽性


解説;発熱、精神神経症状、(微小血管症性)溶血性貧血、血小板減少、腎障害の5徴候が全て存在することから、血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)が考えられる(実際にはTTPの初診時に5徴候が全てみられることはまれである)。
 
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