通常,男性で赤血球数6×106/μR以上,Hb18g/dR以上,Ht53%以上,女性では赤血球数5.5×106/μR以上,Hb16g/dR以上,Ht51%以上である。二次性多血症は赤血球数,Hb,Htの増加が基本で,白血球数,血小板数は異常がない。骨髄は赤芽球過形成を呈する。真性多血症では白血球や血小板の増加も伴い,末梢血中に赤芽球や骨髄球,後骨髄球などの幼弱白血球の出現を認めることもある。通常,網状赤血球の増加はみない.血清ビタミンB12高値や好中球アルカリフォスファターゼスコアの上昇は真性多血症の診断に役立つ。真性多血症の主要症候を(表2)に,検査異常を(表3)に示す。脾腫はMPDでよく見かける臨床所見の一つであるが,真性多血症の患者では50〜80%に認める。ときに脾梗塞を起こし,左季肋部の疼痛を訴えることがあり,注意が必要である(図1・2) |