JUNTENDO UNIVERSITY
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研修医オリエンテーション
週間スケジュール
血液内科研修にあたって
患者入院時・患者退院時
回診・Prof.・カルテの書き方
検査法
各疾患ごとの検査法
治療法
自家末梢血幹細胞移植
PS・注意事項
治療法
治療薬の種類、量、期間についてはすべてオーベンと相談して決めてください
(抗癌剤、抗生剤、抗凝固剤、 G-CSFなどは特に重要)。
抗癌剤の使い方「化学療法マニュアル」を参照にして下さい。
患者と家族への説明(治療内容、副作用とその対策など)
高齢者への投与量:一般に70歳までは full dose、その後 副作用の程度で減量、70〜80歳は full dose (ただし G-CSF を併用)、80歳以上は2/3〜1/2量(老人医療センター方式)とします。
臓器障害のある場合(心、腎、肝)、減量法は「化学療法マニュアル」を参照して下さい。
副作用とその対策「化学療法マニュアル」
悪心・嘔吐、薬物の血管外漏出、心毒性、脱毛、出血性膀胱炎、Tumor lysis syndrome などに注意して下さい。
γ-globulin製剤
(感染症に対し) 5g/day で 1か月に3日まで認められます。(広範囲抗生物質を3日間投与しても感染症の十分な改善が認められない難治性の感染症)。
好中球減少患者の感染症予防
好中球500以下では重篤な感染症の合併が多いので、化学療法後好中球の高度の減少の予想される患者には早期より感染症対策を講じます。

個室への患者の隔離(出来れば簡易無菌装置付き個室)。
ガウンテクニック開始(入室者のマスク、ガウンの着用)。
生花の病室への持ち込み禁止。
病室の窓の開放の禁止。
Decontamination(腸管内の殺菌)
ポリミキシンB 300万U 3X (白血病のみに保険適用)
(又はニューキノロン系薬剤:白血病以外の疾患でも投与可)
ファンギゾンシロップ 12 ml 3x (しばらく口の中に含んでおかせ、その後に飲ませる)
ファンギゾン含嗽水  500倍 500ml
イソジンガーグルによるうがいの励行(一日4ー5回)
生食禁 (好中球500/ul 以下のとき)
口腔内の清潔:柔らかい毛先の歯ブラシによる歯槽のブラッシング。一日2-3回
肛門の清潔:排便後の肛門のヒビテン水による洗浄。
一日2ー3回のゲンタシン軟膏の塗布。
 
これらの感染症対策は患者さんにとって精神的、肉体的に大きな負担なので、易感染性が無くなったら速やかにこれらの対策を中止して下さい。
G-CSF  好中球1,000/ul以下のとき、保険適応の範囲内の量で投与します。
化学療法施行日とその前後一日は絶対に投与しないで下さい。
NSAIDをはじめとする解熱剤の使用は好ましくない。(後述)
輸血
すべての血液疾患に対して行われる赤血球輸血、血小板輸血は、輸血部で放射線を照射した製剤を用いること (15 Gy)。
赤血球輸血
Hb<7.0のとき 赤血球 MAP に病室で白血球除去フィルターを使用します。
血小板輸血
抗血小板抗体が出来やすいので使用は最小限とし、白血球除去フィルターを使用します。
繰り返し血小板輸血をしても血小板数の上昇が見られない場合は、輸血部で抗血小板抗体の有無をチェックしてもらって下さい。
抗血小板抗体陽性で重篤な出血があれば、HLA 一致血小板(日赤)を使用します。
急性白血病では、血小板数を20,000/ul以上に保ちます。
再生不良性貧血、MDS では、血小板数 5,000/ul 以下で、出血傾向があれば使用するのが基本です
ITP では使用しません。
 
血小板減少の著明な場合 (2 万/ul以下) には、 血小板の機能を抑制する薬物はできる限り使用しません。解熱剤、鎮痛剤の大部分は禁忌となります。 アセトアミノフェン 0.5 - 1.0 g を頓 用で用います。
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