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検査法
(1) 骨髄検査

 一般にMark (マルク) と呼ばれているものです.施行にあたっては,患者さんから承諾書にサインを得ていることを確認した上で (通常外来で施行することが多いので,外来カルテにあります),血液検査室 (4号館5F,内線5184) へ電話で予約を入れます (月-金曜日の午前中).もし承諾がとれていなければ,規定の承諾書に患者さんからサインを頂くこと.承諾書は患者さんに一部手渡し,外来カルテ用と入院カルテ用を別途保存してください.
1) コンピューター入力方法:
   
@
「血液・凝固・骨髄」の「骨髄・骨髄染色体」の項目で施行部位を選択 
生検を行う場合は必ず「腸骨」を選択する
A
検査項目選択  有核細胞数,巨核球数及び骨髄像 (通常のWright-Giemsa (WG) 染色) を必ず選択する.
その他,特殊染色 (peroxidase (POD),Sudan black (SBB),esterase (EST),PAS,鉄染色),表面マーカー検査 (LLA) についてはオーベンと相談して検査項目を決定してください.
染色体やFISHの検査は,疾患に応じて決定します.ただし,慢性骨髄性白血病または急性白血病の場合は微小残存病変 (MRD) 検出も含めたセット検査で提出しますのですべて「外注1」の伝票で処理してください.染色体検査の疾患名の目安は以下のようです.
 MPDS
真性多血症,原発性血小板血症,骨髄線維症,慢性骨髄単球性白血病など 
 ANLL
ここを使うことはありません→急性白血病はすべてセット検査です. 
 ML
悪性リンパ腫 
 その他
その他の血液疾患 
 FISH検査を行う場合は,末梢血の場合のみコンピューターで入力しますが,コンピューターでは殆どありません。 
2)指示書に記入
 @
マルクの予定時間
 
 A
骨髄穿刺針(マルク針)日野式1本,生検もある時はダウンズ針 (またはジャムシデ針)  1本
 
 B染色体・FISH・遺伝子検査用 SRLスピッツ外H 2-3本 (細胞数,検査項目数による)
 
 Cバッファー添加ホルマリン入り容器 1本 (生検もある時は2本)
 を用意しておくように記載して下さい
 
3)提出伝票
 
@
臨床病理骨髄検査伝票(記入欄は詳しく記入しておくこと)
 
 
A
病理検査伝票
骨髄穿刺のみの時は「1. 骨髄クロット 」と記入
骨髄穿刺と骨髄生検を行った時は「1. 骨髄クロット」,「2. 骨髄組織」と記入
*必ず検査日に近い日の血算値を記載し,標本作製・返却の「要」に丸印をつけること
 
 
B
LLA伝票
コンピューター入力と一致させ,検査項目はオーベンに確認してもらうこと
*LLAの検体はシリンジのまま提出するので提出容器はいりません.
 
 
C
外注1伝票染色体SKY法,FISH,サザンブロット解析,PCR法などの検査を追加出す場合はこの伝票を用いる.慢性骨髄性白血病,急性白血病の場合はまとめてセットでこの伝票を用いる
 
 (注)
午後2時頃までに WG 染色が終わるので,夕方までに血液検査室 (4号館5F) に標本を借りにいき,オーベンと一緒に必ず自分の目で検鏡して下さい.
 
(2)末梢血で腫瘍細胞の検査を行う場合
(白血化した腫瘍細胞が末梢血中に存在する場合)
(注) 通常は,決して骨髄と末梢血を二重に同じ検査内容で提出しないようして下さい 
       
1)コンピューター入力方法:
   
@
「血液・凝固・骨髄」の「末梢血・特殊」の特殊染色およびLLAを選択する.
 選択内容についてはオーベンとよく相談すること.
A
疾患によっては,FISH検査,染色体検査も追加で入力する可能性があります.
   
  
2) 提出伝票
 
@
臨LLA伝票  
骨髄と同様,コンピューター入力と伝票内容とを一致させてください.
*LLAの検体は通常EDTAスピッツで提出するが,ヘパリン加でも可能.
 
 
A
外注1伝票
急性白血病ではセット検査を,その他の疾患では染色体SKY法,FISH,サザンブロット解析,PCR検査などを追加して検査を行う場合があります.検査内容についてよくオーベンと相談して下さい.末梢血の場合,提出容器は検査内容で異なりますので注意してください.
 
(3) リンパ節生検・組織生検
 
 生検部位により,生検依頼の御高診を出して下さい.頸部・鎖骨上窩は耳鼻科,腋窩・鼡径部一部は乳腺センター,鼡径部は大腸肛門外科,脾臓摘出術は肝胆膵外科,縦隔腫瘤は胸部外科です.患者さんにはREADシステムに従って検査を進める旨,インフォームド・コンセントをとって下さい.所定の用紙に患者さんからサインをいただき,患者さん用に一部手渡し,外来カルテ用と入院カルテ用を別途保存してください.
 御高診用紙と一緒にリンパ節生検依頼 (病棟用) を同封し,兼科の上手術の承諾書は外科で取っていただくよう確認して下さい.必ず御高診の返事をみて,日程が決まったら,執刀医と手術日時,場所を確認して下さい.平日の18時までに検体をSRLに提出できるようにしなければなりません.手術室への入室時間が遅くなる場合は,検体をどこまで検索するのか,オーベンとよく相談して下さい.執刀医に連絡し,組織の2/3を生のまま医局秘書に渡すように口頭でも確認し,院内の病理検査は生検施行科より提出してもらうので,オペ室から標本を出すようお願いしてください.
 医局秘書 (内線3386,3387) に日程が決まり次第(最低前日までに)手術日時と場所 (1号館 or 2号館),執刀医を連絡して下さい.また,@院内特殊検査伝票 (青い短冊様伝票「提出組織名」,さらに検査項目に「スタンプ標本WG染色」を記載),AREADシステムの特殊伝票 (簡単な病歴と摘出臓器,場所を記載) を記載して秘書に手渡して下さい.検体によっては,担当医が直接受け取りにいかなければならない場合もあるので注意して下さい.伝票に記載漏れがないか,オーベンに確認してもらって下さい.
 (注) 入院中の生検の結果の報告書は,すべて外来カルテにも一式コピーして綴じ込むようにして下さい.

 

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