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小松則夫先生は、平成21年8月1日付けで順天堂大学医学部血液内科学講座教授に就任した。
先生は、昭和56年に新潟大学医学部を卒業後、自治医科大学内科研修を経て同大学血液科に入局した。昭和64年1月からは、理化学研究所国際フロンティア研究員、平成2年3月からはニューヨーク血液センターへの留学を経て、平成4年10月、自治医科大学血液科講師、平成12年4月、同大学助教授となり、平成16年10月、山梨大学医学部血液内科(現血液腫瘍内科)の初代教授に就任した。山梨大学では、臨床・研究・教育に精力的に取り組まれ、数々の業績を残された。当時新設された血液内科の立ち上げを見事に行ない今日の同教室の礎を築いた。そして、平成21年8月、順天堂大学医学部血液内科学講座の教授に就任し、今日にいたっている。先生の専門は貧血から白血病まで多岐にわたり、特に骨髄増殖性疾患の分子病態、造血器腫瘍の病態解明、細胞のシグナル伝達などの分野では、国内外のリーダー的存在であり、高く評価されている。順天堂大学に赴任してまだ間もないが、無菌室の拡充、質の高い研究体制の確立など短期間のうちに早くも数々の実績をあげられ、その驚異的な行動力に我々医局員は必死についていくべく励んでいる毎日である。
先生はさらに人材は宝であるとの考えに基づき、多忙な職務の中、学生・若い医師の教育にも非常に力を注がれている。その卓越した指導力により、この中から何年かのちには、先生の理想とされる優れたphysician scientistが多く育っていくだろうことは疑いがない。このような先生に指導していただける機会に恵まれた幸運に感謝したい。そして、時間が許せば、先生の趣味の1つであるワインでも一緒にかたむけながら、いつまででも話をしていたい、そんな魅力あふれる先生である。
今後の血液学を牽引するリーダーとしてのご活躍を心から願っている。
(新潟大学医学部 有壬だより 第45号より抜粋 浜埜康晴記)